妊活中で子宮内膜症でも妊娠するためには?

2022年04月25日

妊活中で子宮内膜症でも妊娠するためには?

妊活中で子宮内膜症でも妊娠するためには、守る免疫Treg細胞を活性化するための「腸内環境の改善」が必須となります。

 

理由は以下の論文内容をご覧下さい。

 

 

参考論文:https://academic.oup.com/jcem/article/102/9/3206/3852681?searchresult=1

※グーグルクロームで翻訳可

 

子宮内膜症

 

子宮内膜症とは?

子宮内膜症は、子宮内膜細胞に対する免疫応答の変化に関連する慢性炎症性疾患である。

異所性子宮内膜組織の着床と増殖を促進。

 

なぜ子宮内膜組織が子宮外へ付着するのか?

卵管を介した月経子宮内膜の逆流は、腹膜表面への着床と疾患の持続を誘発する可能性。

 

 

【研究目的】

子宮内膜症の発症に寄与する免疫系の障害に関する証拠が増えている

子宮内膜症における制御性T細胞(Treg)の役割を調査。

 

 

【結果】

このように子宮を守る免疫機能が弱く免疫攻撃を受け続けている状態。

子宮内膜の女性は、子宮内膜症のない女性と比較して、腹膜液や抹消血ではなく子宮内膜の守る免疫Treg細胞が減少

そして子宮内膜病変の数と重量、炎症性サイトカインレベル(攻撃免疫)が増加

守る免疫Treg細胞の減少が、再発性自然流産人工授精の繰り返しの失敗子癇前症などの生殖および周産期合併症リスク増加と関与することを示した。

 

 

【結論】

守る免疫Treg細胞の欠損は、局所的な炎症と血管新生を誇張され症状が悪化する。

 

 

 

【妊活専門家としての見解】

論文からわかることは、慢性炎症性疾患と書かれる通り、子宮が慢性的に免疫攻撃を受けているということ。

 

=攻撃免疫と守る免疫が崩れている状態

さらに子宮に守る免疫Treg細胞が少ないと、着床発育がしづらい子宮になってしまいます

これについては別記事で投稿します。

「私、子宮内膜症だから妊娠無理なのかな。。。」

と、不安に思う気持ちもわかりますが、安心して下さい。

 

当店でも子宮内膜症持ちでも妊娠されている方がたくさんいらっしゃいますので、今の状況で「何をすることが必要なのか?」と考えることで妊娠は夢ではありません

 

子宮内膜症でも、着床発育しやすい子宮作りをするには守る免疫Treg細胞を増やす体作りが重要なのは論文の通りです。

 

ココで覚えておいてほしいのは、

「免疫機能の約70%は腸の働き」

 

腸内環境を改善することで、守る免疫Treg細胞が活性化され体を炎症から守ってくてるチカラがつく。

=子宮内膜症持ちでも妊娠するために必要な取り組みです

 

免疫と腸内環境については別記事作成中!